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メキシコ、米国に懸念表明 コネクテッドカー中国製ソフト禁止で

ロイター / 2024年10月29日 14時33分

 10月28日、インターネットに接続する「コネクテッドカー(つながる車)」の中国製ソフトウエアとハードウエアを巡るバイデン米政権の禁止措置を巡り、メキシコ経済省は、北米の自由貿易ルールに違反し、自動車産業に多大な影響を及ぼすとの懸念を表明した。ホワイトハウスで24日撮影(2024年 ロイター/Kaylee Greenlee Beal)

David Shepardson

[ワシントン 28日 ロイター] - インターネットに接続する「コネクテッドカー(つながる車)」の中国製ソフトウエアとハードウエアを巡るバイデン米政権の禁止措置を巡り、メキシコ経済省は28日、北米の自由貿易ルールに違反し、自動車産業に多大な影響を及ぼすとの懸念を表明した。米商務省は即座のコメントを見送った。

米政権は国内公道を走行するコネクテッドカーに関し、搭載ソフトとハードの主要部分に中国製を用いることを安全保障の観点から2027年モデル以降、順次禁じる措置を既に発表している。

メキシコ経済省は米商務省に宛てた文書で「メキシコの自動車産業に多大な影響を及ぼしかねない。経済的には貿易障壁、サプライチェーン(供給網)の混乱、生産コストの増加、直接的、間接的な雇用の減少リスクがある」と指摘した。

自動車メーカーとハイテク業界団体も同日、それぞれバイデン政権に措置変更と猶予を求めた。

米ゼネラル・モーターズ(GM)やトヨタ自動車、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)、韓国の現代自動車など自動車メーカー大手が加盟する「米自動車イノベーション協会(AAI)」は、ハードウエアに関する要件を満たすため禁止措置適用を少なくとも1年先延ばしするよう求めた。

全米民生技術協会(CTA)は、ホンダと同様に、ソフトウエアとハードウエア両方について2年の先延ばしを要請した。

米商務省は来年1月20日までに措置を確定したい意向だ。

バイデン米政権の今回の措置は、中国製自動車やソフトウエア、部品に対する規制の大幅強化で、メキシコで組み立てられた自動車でも、事実上、中国ブランド車として輸入が禁止される可能性がある。

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