イスラエル、レバノンのベカー高原を攻撃 67人死亡・120人負傷

　１０月２９日、レバノン当局者が明らかにしたところによると、東部ベカー高原の複数の町をイスラエル軍が夜間に攻撃し、６７人が死亡、１２０人以上が負傷した。ベカー高原で同日撮影（２０２４年　ロイター/Maher Abou Taleb）

[ベイルート ２９日 ロイター] - レバノン当局者が２９日明らかにしたところによると、東部ベカー高原の複数の町をイスラエル軍が夜間に攻撃し、６７人が死亡、１２０人以上が負傷した。

この地域の１日の死者数としては、約１年前に紛争が始まって以来最悪となった。

２９日午前の段階でも、がれきに埋もれた遺体の収容作業が続いており、死者数はさらに増える見通しという。

イスラエルは１カ月前からレバノン各地への空爆を強化。武装組織ヒズボラが標的だと説明しているが、レバノン当局者、人権団体、地元住民によると、攻撃は無差別に行われている。

攻撃を受けた町に退避命令は出ていなかった。犠牲者には女性や子供が含まれているという。

ベカー高原はヒズボラの拠点となっている。