UNRWA活動禁止は「ガザへの集団懲罰」、子ども犠牲に=国連
ロイター / 2024年10月30日 0時11分
国連児童基金(ユニセフ)など複数の国連機関は29日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動がイスラエル国内で禁止されれば、パレスチナ地区ガザでより多くの子どもの死を招き、ガザ市民に対する「集団懲罰」を意味する可能性があると警告した。27日撮影(2024年 ロイター/Mohammed Salem)
[ジュネーブ 29日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)など複数の国連機関は29日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動がイスラエル国内で禁止されれば、パレスチナ地区ガザでより多くの子どもの死を招き、ガザ市民に対する「集団懲罰」を意味する可能性があると警告した。
イスラエル議会が28日、国内でUNRWAの活動を禁止する法案を可決したことについて、ユニセフの報道官は「UNRWAが活動できなければ、ガザの人道支援体制は崩壊する公算が大きい」とし、「今回の決定は、子どもたちを殺害する新たな方法が見つかったことを意味する」と述べた。
世界保健機関(WHO)の報道官によると、UNRWAはガザに約1000人の医療従事者を派遣しているほか、ガザで子どもを対象に実施しているポリオワクチン接種に協力している医療従事者の約3分の1がUNRWAの職員という。
パレスチナ保健当局のデータによると、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘開始以降、身元が確認されているだけでも1万3300人以上の子どもがガザで死亡した。
イスラエルの決定がガザ市民に対する集団懲罰の一種かどうかという質問に対し、国連人道問題調整事務所(OCHA)の報道官は「施行されれば、ガザに対する集団懲罰がさらに強化されることになるというのが妥当な説明だろう」という認識を示した。
この記事に関連するニュース
-
UNRWA活動禁止のイスラエル法案可決 「実施されれば壊滅的な結果に」~ユニセフ声明 【プレスリリース】
PR TIMES / 2024年10月31日 15時45分
-
ガザ支援代替「組織多数存在」 法案非難受け報道官が反論
共同通信 / 2024年10月31日 10時41分
-
国際NGOプラン・インターナショナルが、イスラエルによる国連UNRWAの国内での活動禁止法案可決に対する声明を発表
PR TIMES / 2024年10月30日 15時45分
-
イスラエル、UNRWAの国内活動禁止へ ガザで10万人孤立か
ロイター / 2024年10月29日 9時31分
-
イスラエルがUNRWA活動禁止法案可決、国内が対象 ガザでの支援に支障も
ロイター / 2024年10月29日 7時34分
ランキング
-
1“長距離ミサイル攻撃”駐日ロシア大使が批判…西側諸国が「露と戦うということ」
日テレNEWS NNN / 2024年11月21日 18時11分
-
2対人地雷供与はロシアの戦術変更に対応するため 米国防長官
AFPBB News / 2024年11月21日 14時9分
-
3ロシアがわずか1000km先にICBM発射情報、アメリカへ「核攻撃いとわない」警告か
読売新聞 / 2024年11月21日 20時1分
-
4ロシアがICBM発射、ウクライナ空軍が発表 初の実戦使用か
ロイター / 2024年11月21日 20時11分
-
5ザビエルの遺体に祈り、インド 10年に1度の一般公開
共同通信 / 2024年11月21日 19時49分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください