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米住宅価格指数、8月は前月比0.3%上昇=FHFA

ロイター / 2024年10月30日 0時55分

米連邦住宅金融庁(FHFA)が29日発表した8月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前月比で0.3%上昇した。2021年5月撮影(2024年 ロイター/Octavio Jones)

[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦住宅金融庁(FHFA)が29日発表した8月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前月比で0.3%上昇した。7月は0.2%上昇だった。住宅供給が引き続きひっ迫していることが背景にある。

住宅ローン金利の上昇もあり、購入が手控えられている。前年同月比では4.2%上昇。7月は4.7%上昇と、前回発表の4.5%から上方改定された。

連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック) によると、30年固定住宅ローンの先週の平均金利は6.54%と、前週の6.44%から上昇した。米連邦準備理事会(FRB)が9月に政策金利を引き下げた当初は、住宅ローン金利は低下した。

ただ、堅調な経済指標を受けて市場は11月の50ベーシスポイント(bp)の利下げへ観測を後退させていることを背景に、ここ4週間は上昇傾向にある。

多くの住宅所有者は4.0%未満の金利で住宅ローンを組んでいるため、現在の高金利の中で家を売って買い替えるインセンティブが低下している。

FHFAの調査・統計部門の副部長アンジュ・バジャ氏は「住宅価格の緩やかな上昇が続くほか、(住宅ローンの)固定金利の影響もあり、住宅購入が難しい状況が続いている」と述べた。

8月の地区別の住宅価格は、前年同月から全9地区でいずれも上昇した。

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