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ロシア、来年初からモルドバ向けガス供給停止 深刻な電力不足懸念

ロイター / 2024年12月30日 8時43分

ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムは12月28日、モルドバに対するガス供給を来年1月1日から停止すると発表した。未払い債務の存在を理由に挙げており、モルドバは深刻な電力不足に陥ることになる。2023年3月、同国首都キシナウにあるガス供給施設で撮影(2024年 ロイター/Vladislav Culiomza)

[モスクワ/キシナウ 28日 ロイター] - ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムは28日、モルドバに対するガス供給を来年1月1日から停止すると発表した。未払い債務の存在を理由に挙げており、モルドバは深刻な電力不足に陥ることになる。

ガスプロムは、モルドバへのガス供給契約破棄も含めたいかなる手段を行使する権利を留保すると強気の姿勢だ。

ロシアはモルドバに年間約20億立方メートルのガスを供給。ウクライナを経由し、モルドバから事実上分離独立した「沿ドニエストル共和国」の火力発電所を通じて電力としてモルドバに送られてきた。

ウクライナ経由のガス供給はモルドバとロシアの通過契約が年末で期限を迎え、スロバキアやオーストリア、ハンガリー、イタリアなども影響を受けるが、モルドバの打撃が最も大きい。

モルドバで親欧米の立場を取るレチャン首相は、ロシアがエネルギーを政治的武器として利用していると非難。一方ロシア側はモルドバには7億0900万ドルの債務があると主張し、ガスプロムは代替ルートで供給する前にこの債務を支払うよう求めている。

ガス供給が止まれば、モルドバと沿ドニエストル共和国では大規模な停電が発生する恐れが出ている。

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