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米共和党、中国がTikTok利用し選挙に介入する可能性懸念

ロイター / 2020年7月29日 10時5分

 7月28日、米共和党の有力上院議員グループは、中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について、米国の選挙に介入する可能性を分析するようトランプ政権に要請し、TikTokへの圧力を強めた。写真はTikTokのロゴ。1月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ワシントン 28日 ロイター] - 米共和党の有力上院議員グループは、中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について、米国の選挙に介入する可能性を分析するようトランプ政権に要請し、TikTokへの圧力を強めた。

書簡は28日付で、国家情報長官(DNI)、国土安全保障省(DHS)長官代行、連邦捜査局(FBI)長官にあてた。マルコ・ルビオ氏、トム・コットン氏など、共和党の複数の有力上院議員が署名した。

議員らは書簡で、TikTokが少数民族ウイグル族の扱いを巡って中国政府に批判的な内容の動画など、一部のコンテンツを検閲している可能性を指摘したほか、中国政府がTikTokでの政治的な議論を操作しようとしている疑惑に言及。

「(中国共産党が)TikTokに対する支配力を使って(政治的な)議論を歪曲・操作し、米国民の間に不協和音を生じさせ、中国が望む政治的な結果を得ようとしているのではないかと、われわれは強く懸念している」とした。

ロイターはTikTok、FBI、DHS、DNIにコメントを求めたが、現時点で回答はない。

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