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豪州、西部パースもロックダウン デルタ株感染拡大を警戒

ロイター / 2021年6月29日 10時22分

 6月29日 西オーストラリア州の州都パースで、4日間のロックダウン(都市封鎖)が始まった。写真は6月28日、シドニーで撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)

[シドニー 29日 ロイター] - 西オーストラリア州の州都パースで、4日間のロックダウン(都市封鎖)が始まった。インドで確認された新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染拡大が懸念される中、シドニーとダーウィンに続き、これで3州の州都でロックダウンが導入されたことになる。

パースおよび近隣のピール地方の住民は、緊急の場合を除いて自宅待機が求められる。

3州都以外の都市の大半でも、マスク着用義務化や集会の人数制限などの厳しい行動制限が課せられ、全人口のおよそ80%に当たる2000万人以上が何らかの制限の対象になっている。

デルタ株の感染が広がるシドニーでは7月9日まで2週間のロックダウンが導入され、ダーウィンではロックダウンが72時間延長され7月2日までとなった。

オーストラリアはこれまで他の多くの先進国に比べ、国境閉鎖や接触距離の確保などを通じてパンデミックを制御してきたが、ワクチン接種が思うように進まず、足元で感染者の増加に見舞われている。

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