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TP・ICAP、フィデリティなどと暗号資産取引プラットフォーム設立

ロイター / 2021年6月29日 17時39分

6月29日、世界最大の金融仲介業者である英TP・ICAPは、米資産運用大手フィデリティ・インベストメンツおよび英銀行大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)のデジタル資産カストディー部門と共同で、暗号資産(仮想通貨)の取引プラットフォームを設立すると発表した。 写真はビットコインのイメージ。1月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 29日 ロイター] - 世界最大の金融仲介業者である英TP・ICAPは29日、米資産運用大手フィデリティ・インベストメンツおよび英銀行大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)のデジタル資産カストディー部門と共同で、暗号資産(仮想通貨)の取引プラットフォームを設立すると発表した。

設立は年後半になる見通し。

このプラットフォームでは、当初はビットコインのみを扱い、次いでイーサを追加する方針。株式や債券、外国為替などの伝統的な資産と同じように暗号資産の取引を行うことを目指す。

デジタル資産カストディアンのネットワークを通じて取引後のインフラを提供し、取引の執行と決済を別々に行う。これはリスクを嫌う機関投資家が新興の暗号資産市場に参加するための鍵となるとみられている。現時点では、暗号資産の取引執行とカストディーサービスは通常1カ所にまとまっており、信用リスクが高い。

今年に入り、暗号資産には機関投資家からの注目度も高まっている。

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