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ワクチン接種者の心臓疾患発症率、予想外に高く なお極めてまれ=米軍調査

ロイター / 2021年6月30日 4時49分

新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた米軍関係者のうち、心臓疾患を発症した人の割合が予想以上に高いことが調査で分かった。ただし発症はなお極めてまれという(2021年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[29日 ロイター] - 新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた米軍関係者のうち、心臓疾患を発症した人の割合が予想以上に高いことが調査で分かった。ただし発症はなお極めてまれという。

調査によると、接種前は健康だった平均年齢25歳の男性23人が接種後4日以内に胸の痛みを訴え、うち8人が他の理由では説明できない心臓疾患の症状を示したという。患者は米ファイザーや米モデルナのワクチンを接種。現時点で全員が回復もしくは回復中という。2回の接種を受けた米軍関係者の男性は43万6000人。

米疾病対策センター(CDC)の専門委員会が先週発表した報告では、心膜炎などの心臓疾患の症例が2回目のワクチン接種後1週間で特に男性に多く見られると指摘。発症の割合は100万人当たり約12.6例とした。

米食品医薬品局(FDA)は先週、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの添付文書に、主に若い男性に見られるまれな心臓疾患のリスクを示す警告文を追加。同時にコロナワクチンの利点は明らかにリスクを上回っていると強調した。

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