米国株式市場=ナスダック最高値、アップル上昇が寄与
ロイター / 2021年6月30日 7時33分
6月29日、米国株式市場はナスダック総合が終値で過去最高値を付けた。好調な消費者信頼感指数を受け、米アップルなどハイテク株が買われた。ニューヨークで28日撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)
[29日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合が終値で過去最高値を付けた。好調な消費者信頼感指数を受け、米アップルなどハイテク株が買われた。
S&P総合500種は4営業日連続で最高値を更新。増配を発表したモルガン・スタンレーが大きく上昇した。経済指標を見極めようという動きから出来高は平均的な水準より少なく、S&P500とダウ工業株30種はほぼ横ばいで引けた。
グローバルトのシニアポートフォリオマネジャー、トム・マーティン氏は「市場は消化期間にある」とし、「回復がどのくらい持続可能か手掛かりを示す次の情報を待っている」と述べた。
市場参加者は、米連邦準備理事会(FRB)の政策スタンスに影響を及ぼす可能性がある7月2日発表の雇用統計に注目している。
コンファレンス・ボード(CB)が29日発表した6月の米消費者信頼感指数は127.3と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まる直前の2020年2月以来の高水準を付けた。
この日の取引では、S&Pの主要11セクターのうち3セクターが上昇。情報技術が0.7%高、一般消費財が0.23%高となった。
モルガン・スタンレーは3.4%高。第3・四半期に配当金を0.70ドルに倍増する方針を示した。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックスも増配を発表した。
モデルナは5.2%上昇。同社の新型コロナウイルスワクチンについて、インドで最初に検出された変異ウイルス「デルタ株」を含む変異株に対し中和抗体(ウイルスに結合して無力化する抗体)を生成することが初期段階の研究で確認されたと発表した。
アップルのサプライヤーであるスカイワークス・ソリューションズは4.5%高。新型iPhoneによって恩恵を受ける可能性があるとして、バークレイズが目標株価を引き上げた。アップルも1.1%超上昇した。
米取引所の合算出来高は96億株。直近20営業日の平均は111億株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.18対1の比率で上回った。ナスダックでは1.51対1で値下がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34292.29 +9.02 +0.03 34338.89 34469.83 34266.83
前営業日終値 34283.27
ナスダック総合 14528.34 +27.83 +0.19 14509.19 14535.97 14471.38
前営業日終値 14500.51
S&P総合500種 4291.80 +1.19 +0.03 4293.21 4300.52 4287.04
前営業日終値 4290.61
ダウ輸送株20種 14854.63 +20.06 +0.14
ダウ公共株15種 878.16 -15.05 -1.68
フィラデルフィア半導体 3348.87 +25.73 +0.77
VIX指数 16.02 +0.26 +1.65
S&P一般消費財 1431.18 +3.25 +0.23
S&P素材 515.77 -0.20 -0.04
S&P工業 859.06 -2.09 -0.24
S&P主要消費財 716.47 -2.98 -0.41
S&P金融 607.77 -2.01 -0.33
S&P不動産 279.53 -0.40 -0.14
S&Pエネルギー 402.10 -2.03 -0.50
S&Pヘルスケア 1469.58 +1.00 +0.07
S&P通信サービス 264.95 -1.39 -0.52
S&P情報技術 2596.96 +18.14 +0.70
S&P公益事業 322.11 -5.42 -1.65
NYSE出来高 8.32億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 28870 + 110 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 28845 + 85 大阪比
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