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海運マースク、2030年消費分の最大2割が代替燃料に

ロイター / 2024年11月29日 12時8分

 11月28日、デンマークの海運大手APモラー・マースクのエネルギー市場担当バイスプレジデント、エマ・マザーリ氏は、2040年までにネットゼロ(温室効果ガス排出量実質ゼロ化)を達成する目標の一環として、30年の船舶燃料消費量の最大5分の1を代替燃料が占めるとする予測を明らかにした。写真は同社のロゴ。デンマークのコペンハーゲンで1月撮影(2024 ロイター/Tom Little)

Florence Tan

[シンガポール 28日 ロイター] - デンマークの海運大手APモラー・マースクのエネルギー市場担当バイスプレジデント、エマ・マザーリ氏は28日、2040年までにネットゼロ(温室効果ガス排出量実質ゼロ化)を達成する目標の一環として、30年の船舶燃料消費量の最大5分の1を代替燃料が占めるとする予測を明らかにした。

マザーリ氏は記者団に対し、同社は通常、年間1000万─1100万トンの燃料油を消費しており、昨年はこのうち3%が代替燃料だったと述べた。

同氏は「恐らく2030年には(燃料消費の)15─20%がグリーン燃料ないし再生可能燃料になる」と語り、これは同社のエネルギー効率改善策の成果次第だと付け加えた。

代替燃料はバイオディーゼル、グリーンメタノール、バイオメタンを使用する。バイオメタンの生産は欧州と北米で拡大しており、液化天然ガス(LNG)を使用する船舶の燃料として利用できるという。

世界の海運業界は国際貿易の80%以上を動かし、世界の温室効果ガス排出量の約3%を占めている。

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