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英中銀、ノンバンク向け資金供給枠を導入 国債市場混乱に備え

ロイター / 2025年1月29日 10時26分

 1月28日、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は、英国債市場が混乱した際の保険会社や年金基金向け資金供給ファシリティー(供給枠)として「条件付きノンバンク金融仲介レポファシリティ(CNRF)」を導入した。写真は、イングランド銀行の外を歩く観光客ら。1月17日、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Isabel Infantes)

[ロンドン 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は28日、英国債市場が混乱した際の保険会社や年金基金向け資金供給ファシリティー(供給枠)として「条件付きノンバンク金融仲介レポファシリティ(CNRF)」を導入した。

この制度によって保険会社などは市場が機能不全に陥った際、BOEに保有国債を担保として差し出すことで、主要政策金利にスプレッドを加えた金利で資金供給を受けることができる。

英国債は市場規模が2兆5000億ポンド(3兆1000億ドル)に及ぶ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が起きた2020年や、財源の裏付けを欠いた政府の減税策発表で22年に起きた「トラス・ショック」で市場が混乱した。

その教訓を踏まえ、BOEの市場安定化の機能を強化するため、昨年9月に対応策の大枠を公表していた。

BOE市場局のエグゼクティブ・ディレクター、ヴィッキー・サポルタ氏は「将来、国債市場が機能不全に陥った際の中銀対応で大きな前進となる」と述べた。

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