アリババが新型AIモデル発表、「ディープシーク超え」主張
ロイター / 2025年1月29日 17時10分
1月29日、中国の電子商取引(EC)大手アリババ・グループは人工知能(AI)モデル「Qwen(通義千問)2.5」の最新バージョンを発表し、中国新興企業ディープシークが開発した「V3」モデルを性能で上回ったと述べた。写真は上海で開かれた世界AI大会。2023年7月撮影(2025年 ロイター/Aly Song)
Eduardo Baptista
[北京 29日 ロイター] - 中国の電子商取引(EC)大手アリババ・グループは29日、人工知能(AI)モデル「Qwen(通義千問)」の最新バージョン「2.5Max」を発表し、中国新興企業ディープシークが開発した「V3」モデルを性能で上回ったと述べた。
アリババが春節(旧正月)初日という異例のタイミングで発表したことは、このところ注目を集めるディープシークが中国国内の競合にもプレッシャーを与えていることを示唆する。
アリババのクラウド部門は微信(ウィーチャット)への投稿で、最新AIモデルがオープンAIの「GPT─4o」やディープシークV3、メタの「Llama─3.1─405B」の性能をほぼ全面的に上回っていると主張した。
V3モデルを搭載したディープシークのAIアシスタントの1月10日のリリースと、R1モデルの1月20日のリリースは、シリコンバレーに衝撃を与え、ハイテク株の急落を引き起こした。
ディープシークの成功はまた、国内の競合他社が自社のAIモデルをアップグレードしようと躍起になるきっかけにもなった。
ディープシークR1のリリースの2日後、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」親会社の字節跳動(バイトダンス)は、主力AIモデルのアップデートを発表。AIモデルがどれだけ複雑な命令を理解し反応するかを測定するベンチマークテストであるAIMEにおいて、オープンAIの「o1」を上回ったと主張している。
この記事に関連するニュース
-
中国アリババグループ傘下の企業、生成AIの最新版発表
日テレNEWS NNN / 2025年1月30日 11時1分
-
中国AI「DeepSeek」、究極の後追い戦略の破壊力 世界最先端に匹敵する性能を低コストで実現
東洋経済オンライン / 2025年1月30日 9時20分
-
中国アリババ新型生成AI ディープシーク超え発表
共同通信 / 2025年1月29日 22時29分
-
アングル:ディープシークでAI巨額投資に疑念、価格競争に突入か
ロイター / 2025年1月28日 18時36分
-
情報BOX:ディープシークとは何か、テクノロジー界の秩序揺るがす脅威に
ロイター / 2025年1月28日 16時23分
ランキング
-
1日銀の追加利上げで加速、勝者なき「預金争奪戦」 1年定期で金利1%の大台を突破する銀行が続出
東洋経済オンライン / 2025年1月30日 7時20分
-
2「間違った断熱」で電気代がかさむバカらしさ…職人社長が「一戸建てはエアコン1台で十分温まる」と断言する理由
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
3京王プラザホテルに古着回収ボックスを設置し、環境負荷低減と循環型社会の実現を推進!
Digital PR Platform / 2025年1月30日 14時4分
-
4「新NISAでオルカン、S&P500のつみたて投資」では幸せになれない…3億円を築いた投資家が個別株を勧めるワケ
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
5「おひとりさまツアー」は割高なのに、なぜ利用者が増えているのか “自己紹介なし”の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月30日 6時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください