アドバンテスト、通期の営業益前年比2.7倍に ＡＩ需要続く

　１月２９日、アドバンテストは、２０２５年３月期の連結営業利益予想（国際会計基準）を１６５０億円から２２６０億円（前年比１７６.９％増）へ上方修正した。写真は同社のロゴ。都内で２０２４年６月撮影（２０２５年　ロイター/Sam Nussey）

［東京　２９日　ロイター］ - アドバンテストは２９日、２０２５年３月期の連結営業利益予想（国際会計基準）を１６５０億円から前年比２．７倍の２２６０億円へ上方修正した。人工知能（ＡＩ）に使う半導体向け検査装置の需要が高水準で推移。生産能力を増強し、これまで織り込めていなかった需要に対応できるようになったとしている。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１８人の予測平均値２０６３億円を上回った。

２４年４月ー１２月期の連結営業利益は前年同期比１６４.３％増の１６４１億円だった。

２５年３月期の期末配当予想は、前年同期比２円増配の１株２０円とした。中間配当と合わせ、年間は１株３９円（前年は３４．２５円）を見込む。