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午後3時のドルは155円前半へ下落、米FOMC前に持ち高調整

ロイター / 2025年1月29日 16時5分

 1月29日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の155円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 29日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の155円前半で取引されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)を今夜に控え、持ち高調整的な売りが優勢となった。豪ドルの下げが円高圧力となった面もあったという。

ドルは午前の高値155円後半から、午後にかけて155円前半へじり安となった。目立った手掛かりはなく、市場では「FOMCを控えた持ち高調整の売りが出ているようだ」(国内証券アナリスト)との声が聞かれた。

ドルは27日に1カ月半ぶり安値となる153円台まで下落した後、156円目前まで急速に切り返し、ドルの買い持ちが積み上がっていた。

対豪ドルで円買いが強まったことが一因とする見方もあった。豪で発表された24年第4・四半期の消費者物価指数(CPI)が市場予想に届かず、豪ドルは対米ドルで一時1週間ぶり安値を更新。対円でも96円台と年初来安値に接近した。

CPIの下振れを受けて、ゴールドマンサックスは豪中銀の利下げ見通しを前倒しし、今年最初の会合となる2月から8月にかけて、5回連続で利下げが行われる可能性があるとの見方を示した。「きょうの指標は、インフレ圧力が大幅に緩和されてきたとの見方を支えるものだった」(チーフエコノミストのアンドリュー・ボーク氏)という。

注目の米FOMCは金利据え置き予想が大勢で、3月以降の利下げにパウエル連邦準備理事会(FRB)議長がどういった見方を示すかがポイントとなる。

みずほ証券チーフ為替ストラテジストの⼭本雅⽂氏は「関税を引き上げても、経済への悪影響があり得ることから、必ずしも利上げにはつながらない点、市場の織り込みより利下げが前倒しとなる可能性が示唆される場合などにはドル安圧力が強まるだろう」と話している。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 155.01/155.02 1.0439/1.0442 161.84/161.85

午前9時現在 155.56/155.57 1.0427/1.0428 162.21/162.22

NY午後5時 155.52/155.53 1.0428/1.0432 162.20/162.24

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