NASA宇宙飛行士の早期帰還を、トランプ氏がマスク氏に依頼
ロイター / 2025年1月29日 16時23分
1月28日夜、トランプ米大統領は米企業家イーロン・マスク氏のスペースXに対し、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士2人を早期に帰還させるよう要請した。写真は記念撮影に臨むブッチ・ウィルモア、スニタ・ウィリアムズ両宇宙飛行士。2024年6月、米フロリダ州ケープ・カナベラルにあるケネディ宇宙センターで撮影(2025年 ロイター/Joe Skipper)
Joey Roulette
[ワシントン 29日 ロイター] - トランプ米大統領は28日夜、米企業家イーロン・マスク氏のスペースXに対し、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士2人を早期に帰還させるよう要請した。
ブッチ・ウィルモア、スニタ・ウィリアムズ両宇宙飛行士は3月下旬にスペースXの宇宙船「クルードラゴン」で帰還する予定となっており、NASAの計画が変更される可能性がある。
マスク氏は28日、2人を「できるだけ早く」帰還させるようトランプ氏から要請があったことを明らかにし、「そうするつもりだ」と述べた。
トランプ氏は「バイデン政権によって事実上宇宙に見捨てられた2人の勇敢な宇宙飛行士を連れてきてほしいと、マスク氏とスペースXに依頼したところだ」とトゥルース・ソーシャルに書き込んだ。
「2人は宇宙ステーションで何カ月も待っている。イーロンはすぐに向かうだろう。全員が無事であることを願っている。幸運を祈る」と続けた。
2人の情報筋によると、NASAの運営に対する米大統領による異例の介入であり、多くのNASA関係者を驚かせたという。
両宇宙飛行士は昨年夏、ボーイングの宇宙船「スターライナー」の試験飛行でISSに向かったが、バイデン政権はスターライナーでの帰還は安全上のリスクが高いとして見送った。2人を帰還させるためのクルードラゴンはすでにISSにドッキングしている。
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