チェコ中銀、ビットコインを外貨準備に 総裁が提案へ＝ＦＴ

　１月２９日、チェコ国立銀行（中央銀行）のミフル総裁は、暗号資産（仮想通貨）ビットコインへの投資計画を中銀理事会に提案する考えを明らかにしたと、英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）がインタビューの内容を伝えた。写真はビットコインのイメージ。２０２４年３月、パリで撮影（２０２５年　ロイター/Benoit Tessier）

[２９日 ロイター] - チェコ国立銀行（中央銀行）のミフル総裁は、暗号資産（仮想通貨）ビットコインへの投資計画を中銀理事会に提案する考えを明らかにした。英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が２９日、インタビューの内容を伝えた。

３０日にこの計画を提出し、承認されれば最終的には１４００億ユーロ（１４６１億３０００万ドル）の外貨準備の最大５％をビットコインで保有することになるという。

ミフル氏は「中銀の資産を分散させる上でビットコインは適切だと思われる」と述べた。ビットコインは多くの人にとって代替投資であるため、トランプ米大統領の支援がなくても基調として上昇するだろうと語った。

米資産運用大手ブラックロックなどが昨年、ビットコイン上場投資信託（ＥＴＦ）を立ち上げて以来、ビットコインに対する投資家の関心が高まっていると強調した。