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独、成長見通し下方修正 貿易巡る緊張の高まりで輸出減を予想

ロイター / 2025年1月30日 0時33分

ロイターが29日入手したドイツの年次経済報告によると、2025年のドイツの輸出は0.3%減少する見通し。競争力の低下や地政学・貿易の緊張が背景。ハンブルク港で2020年撮影。(2025 ロイター/Fabian Bimmer/File Photo)

[ベルリン 29日 ロイター] - ロイターが29日入手したドイツの年次経済報告によると、2025年のドイツの輸出は0.3%減少する見通し。競争力の低下や地政学・貿易の緊張が背景。

25年の輸入は1.9%増加する見通し。

欧州の政府・企業は米国のトランプ政権による新たな関税の可能性を警戒している。    

報告書の年間予測によると、政府は25年の経済成長予測を1.1%から0.3%に引き下げた。経済成長予測の下方修正は経済専門紙ハンデルスブラットが先週、報じていた。

政府予測によると、経済成長率は26年に1.1%に回復する。

ハーベック経済相は「ドイツ経済は停滞に陥っている」と指摘。25年の政府予測が大幅に下方修正された理由として、連立政権の崩壊により成長戦略が実行できなかったこと、解散総選挙に伴う不確実性、トランプ米政権を巡る地政学的リスクの3点を挙げた。

その上で、関税措置が導入されれば投資が阻害され、物価が上昇するとし、関税導入は回避しなければならないと言及。「輸出国であるドイツにとって脅威であるほか、全ての経済圏が不利益を被る」と述べた。

このほか、ドイツの財政政策が主要7カ国(G7)の中でも制約的になっていることが経済成長の足かせとなっているとも指摘。財政赤字を抑える「債務ブレーキ」の原則を改革する必要があるとし、一段の柔軟性を持たせ、財政政策の余地を若干拡大することが議論されていると述べた。

25年のインフレ率の予想は2.2%。前年と同水準となる見込み。失業率は前年の6.0%から6.3%に上昇する見通し。

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