ディープシークの出現、半導体市場に総合的プラス=ASML幹部
ロイター / 2025年1月30日 0時3分
オランダ半導体製造装置メーカー、ASMLのクリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は29日、中国の人工知能(AI)新興企業ディープシークが立ち上げたような効率的なAIモデルの出現は半導体市場にとって総合的にプラスとの見解を示した。同日撮影(2025年 ロイター/Piroschka van de Wouw)
[アムステルダム 29日 ロイター] - オランダ半導体製造装置メーカー、ASMLのクリストフ・フーケ最高経営責任者(CEO)は29日、中国の人工知能(AI)新興企業ディープシークが立ち上げたような効率的なAIモデルの出現は半導体市場にとって総合的にプラスとの見解を示した。
同CEOは「当社の事業規模を考えると、大規模なAIモデルのトレーニングよりもAI利用からより多くの需要が生まれると確信している」と指摘。「ディープシークに何ができて何ができないのか正確には分からないが、コスト削減につながるものは全て、長期的にASMLにとって良いことだ」と述べた。
バーンスタインのアナリスト、サラ・ルッソ氏は、同CEOの見解に同意する一方、ディープシークの影響はまだ実感され始めたばかりであり、ASMLはサプライチェーン企業であることも強調。「AIモデルとアプリケーションがどのように発展し、それが半導体需要をどう変えるかを見極める必要がある」と述べた。
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