イスラエル軍、レバノン南部にドローン攻撃 5人負傷

レバノン保健省は２９日、イスラエル軍が南部マジダル・セルムをドローン（小型無人機）で攻撃し、５人が負傷したと明らかにした。 写真は２７日、イスラエル北部から撮影したレバノン南部の様子（２０２５年　ロイター/Ronen Zvulun）

[ドバイ／ベイルート ２９日 ロイター] - レバノン保健省は２９日、イスラエル軍が南部マジダル・セルムをドローン（小型無人機）で攻撃し、５人が負傷したと明らかにした。

この日はまた、イスラエル軍が国境沿いにあるマルーン・アルラスで３人を拘束したとレバノン国営通信（ＮＮＡ）が報じた。

昨年１１月２７日に発効したイスラエルとレバノンのヒズボラとの停戦合意の下、イスラエルは今月２６日までにレバノン南部から軍を撤収させることになっていたが、イスラエル軍はまだ完全に撤収しておらず、脅威に対し引き続き軍事行動を取る姿勢を示している。

イスラエル軍は２８日にレバノン南部の主要都市ナバティエを空爆し、３６人が負傷した。イスラエル軍は、ナバティエ郊外でレバノンの親イラン武装組織ヒズボラの武器輸送車両を攻撃目標としたと説明している。