米国株式市場＝反落も下げ幅縮小、ＦＲＢ金利据え置き

米国株式市場は反落した。２０２１年１月撮影（２０２５年　ロイター/Mike Segar）

［ニューヨーク　２９日　ロイター］ - 米国株式市場は反落した。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が２８─２９日に開いた連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で政策金利を据え置いたが、パウエル議長の経済に関する発言が安心感につながり、一時の安値からは下げ幅を縮小して取引を終えた。

ハイテク株が下げを主導し、エヌビディアが４．１％、マイクロソフトが１．１％、それぞれ下落した。

ＦＯＭＣ声明発表後、株価は一時下げ幅を拡大し、ナスダック総合は１％超下落する場面もあった。ＦＲＢは今回の声明で、インフレ率が２％の目標に向けて「進展」しているとの文言を削除し、代わりに物価上昇率は高止まりしていると指摘した。据え置きは広く予想されていたが、ＦＲＢは今後の利下げ時期について手掛かりをほとんど示さなかった。

パウエル議長の会見が始まると、主要株価指数は下げ幅を縮小。議長は「政策スタンスの調整を急ぐ必要はない」と述べ、金融政策は現在の課題に対応するために適切な位置にあると指摘した。

ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者（ＣＥＯ）は「パウエル氏は市場を落ち着かせるという点で非常に良い仕事をしている」とし、「好調な経済はＦＲＢに十分な行動余地を与える」と語った。

個別銘柄では、引け後に決算を発表したマイクロソフトが時間外取引で１．５％下落。第２・四半期（２０２４年１０─１２月）決算は売上高が市場予想を上回ったものの、クラウドサービス「Ａｚｕｒｅ（アジュール）」の売上高の伸びが予想に届かなかった。

クラウドサービスのＦ５は通常取引で１１．４％上昇。第１・四半期（２４年１０─１２月）売上高と第２・四半期の売上高見通しが予想を上回ったことを好感した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を１．６対１の比率で上回った。ナスダックでも１．３９対１で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は１３０億株。直近２０営業日の平均は約１５５億株。

   終値 前日比 ％ 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株３０種 44713 -136 -0. 44819 4496 44579

.52 .83 31 .55 2.58 .10

 前営業日終値 44850            

.35

ナスダック総合 19632 -101 -0. 19695 1969 19479

.32 .26 51 .68 9.82 .51

 前営業日終値 19733            

.59

Ｓ＆Ｐ総合５００種 6039. -28. -0. 6057. 6062 6012.

31 39 47 70 .83 96

 前営業日終値 6067.            

70

ダウ輸送株２０種 16657 -36. -0.      

.85 17 22

ダウ公共株１５種 982.4 -1.6 -0.      

7 8 17

フィラデルフィア半導体 4918. +11. +0.      

10 07 23

ＶＩＸ指数 16.56 +0.1 +0.      

5 91

Ｓ＆Ｐ一般消費財 1898. -9.4 -0.      

26 8 50

Ｓ＆Ｐ素材 557.5 -1.1 -0.      

5 3 20

Ｓ＆Ｐ工業 1166. -4.4 -0.      

44 5 38

Ｓ＆Ｐ主要消費財 866.7 +2.2 +0.      

0 8 26

Ｓ＆Ｐ金融 853.2 -0.2 -0.      

5 2 03

Ｓ＆Ｐ不動産 257.4 -3.1 -1.      

4 0 19

Ｓ＆Ｐエネルギー 683.1 +1.2 +0.      

7 2 18

Ｓ＆Ｐヘルスケア 1697. -9.7 -0.      

18 4 57

Ｓ＆Ｐ通信サービス 365.4 +1.1 +0.      

1 2 31

Ｓ＆Ｐ情報技術 4534. -50. -1.      

93 09 09

Ｓ＆Ｐ公益事業 390.0 +0.7 +0.      

8 3 19

ＮＹＳＥ出来高 9.72億          

株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 3931 - 大阪比    

5 275

シカゴ日経先物3月限 円建て 3927 - 大阪比    

0 320