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米メタ、第4四半期売上高が予想上回る 見通しは軟調

ロイター / 2025年1月30日 8時44分

1月29日、 米メタ・プラットフォームズが発表した第1・四半期の売上高見通しは、市場予想を下回った。写真はメタのロゴ。スイス・ダボスで18日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

Katie Paul Jaspreet Singh

[29日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズが29日発表した2024年第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。一方、第1・四半期については売上高が市場予想を下回る可能性を示し、人工知能(AI)関連の多額の投資が成果を上げているかを巡りまちまちのシグナルを送った。

第1・四半期の売上高見通しは395億─418億ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想の平均は417億2000万ドルだった。

株価は引け後の時間外取引で当初、横ばいで推移したが、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がAI関連の取り組みについて楽観的な見通しを示したことを受けて上昇した。

同氏は会見で「メタAIは既に他のどのアシスタントよりも多くの人に利用されている。サービスがいったんそのような規模に達すれば、通常は持続的で長期的な優位性が生まれる」と述べた。

ただ、AIのほか、スマートグラスや拡張現実などメタバース(仮想現実)技術への投資関連費用を賄うため、主力のソーシャルメディア広告事業に依存しているメタにとって、第1・四半期の売上高見通しは同社の設備投資について新たな疑問を投げかけた。

ザッカーバーグ氏は先週、25年にAI関連のインフラ構築に600億─650億ドルを投じる計画と発表した。

メタは29日、25年の総経費の見通しは1140億─1190億ドルで、24年の950億ドルを上回ると予想した。

イーマーケッターの主席アナリスト、ジェレミー・ゴールドマン氏は「非常に好調な第4・四半期決算は広告収入が引き続き同社の活力源であることを明確に示している。とはいえ、25年の最大の疑問は足元の業績ではなく、ザッカーバーグ氏による600億─650億ドルのAIインフラ投資が成果を生むかどうかだ」と述べた。

メタのいずれかのアプリを1日に開いたユニークユーザー数を示すファミリー・デイリー・アクティブ・ピープル(DAP) は、前年比約5%増の33億5000万人だった。

AIを巡っては、中国の新興企業ディープシークが低コストで開発したとする最新モデルを公開したことを受け、米国におけるAIコスト上昇を巡る懸念から各国でハイテク株が売り込まれた。

ザッカーバーグ氏はディープシークの台頭がメタの投資・支出戦略にどのような影響を与えるか判断するのは時期尚早だと述べた。

また、ディープシークによるオープンソースのAIモデル公開を受け、オープンソースが正しい戦略との確信を強めたとし、「世界的にオープンソースの標準が生まれるだろう。それが米国の標準であることが重要だ」と語った。

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