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ケネディ厚生長官候補、「反ワクチン」発言巡り野党議員が詰問

ロイター / 2025年1月30日 7時49分

 1月29日、トランプ米政権の厚生長官候補ロバート・ケネディ・ジュニア氏は、上院財政委員会が開いた指名承認公聴会で、これまでの「反ワクチン」発言などについて野党民主党議員らから厳しく追及された=写真(2025年 ロイター/Nathan Howard)

[ワシントン 29日 ロイター] - トランプ米政権の厚生長官候補ロバート・ケネディ・ジュニア氏は、上院財政委員会が29日に開いた指名承認公聴会で、これまでの「反ワクチン」発言などについて野党民主党議員らから厳しく追及された。

ケネディ氏は過去に「安全で効果のあるワクチンなど存在しない」と述べたり、具体的な証拠を示さずに新型コロナウイルスは白人と黒人を標的にした生物兵器だと主張したりして物議を醸している。

民主党のロン・ワイデン議員は公聴会の冒頭に「特にワクチンの効果と安全性の面でケネディ氏は陰謀論を受け入れている。彼は親たちが子どもに命を救うワクチンを接種させることに疑念を抱かせ、後ろ向きの気持ちにさせる取り組みをライフワークにしてきた」と批判した。

同じく民主党のマイケル・ベネット議員は「あなたがここで何を言おうと関係ない。それはあなたが本当に信じていることの反映ではないからだ」と不信感をあらわにした。

これに対してケネディ氏は必死に弁明。「私はワクチンが医療において重要な役割を果たすと信じている。私の全ての子どもたちもワクチンを接種している」と語った。

ケネディ氏は、米国で慢性疾患が急増している問題に対応する考えも明らかにした。

公聴会で質問した与党共和党議員の大半は、ケネディ氏の厚生長官就任を支持する姿勢に見えた。

ただケネディ氏が、学校で提供される昼食や低所得者向け食料品購入支援プログラム(フードスタンプ)で加工食品の比率を減らすべきだと公聴会で訴えたことを巡り、共和党のチャック・グラスリー議員が、そうした制度の運営は農務省の管轄だとたしなめる場面があった。

また一部の共和党議員はケネディ氏が過去に人工妊娠中絶の権利を擁護する発言をした点に異議を唱えたが、ケネディ氏はこの日、中絶問題は各州の判断に委ねるべきだとしたトランプ大統領の見解に同意すると改めて強調した。

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