バイデン氏、ポートランドでの暴力を非難 「トランプ氏が扇動」
ロイター / 2020年8月31日 8時50分
8月30日、米民主党の大統領候補に指名されたバイデン前副大統領は、オレゴン州ポートランドで起きている暴力は容認できないとした上で、トランプ大統領が暴力を「無鉄砲にあおっている」と非難した。20日、デラウェア州ウィルミントンで撮影(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)
[デトロイト 30日 ロイター] - 米民主党の大統領候補に指名されたバイデン前副大統領は30日、オレゴン州ポートランドで起きている暴力は容認できないとした上で、トランプ大統領が暴力を「無鉄砲にあおっている」と非難した。
米国では、5月にミネソタ州で黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件以降、人種差別や警察の暴力に抗議するデモが拡大。
ポートランドでは約3カ月にわたり連夜デモが行われており、29日には、デモ参加者と対抗するグループとの衝突で男性1人が銃で撃たれて死亡した。
バイデン氏は声明を発表し、「左派、右派を問わず、あらゆる暴力を非難する。トランプ氏もそうすべきだ」と表明。「国民同士が敵対する国になってはならない」と訴えた。
その上で「トランプ氏は米国社会において憎しみと分断をあおり、自らの支持者を駆り立てるために恐怖の政治に訴えることを続ければ、何が起きると思っているのか。彼は無鉄砲に暴力をあおっている」と批判した。
トランプ陣営のシニアアドバイザー、ジェーソン・ミラー氏はツイッターで、バイデン氏は「何カ月にもわたり傍観し、民主党が率いる都市での暴力や混乱を非難することを拒否してきた」と反論した。
トランプ大統領は今回の選挙戦で、自身の支持者を意識して「法と秩序」を強く打ち出している。
バイデン氏の陣営によると、同氏は31日にペンシルベニア州南西部を訪問し、都市の混乱やパンデミック、経済の混乱など、トランプ政権下で米国民が直面する安全面の課題について演説する。
トランプ氏は黒人男性が警官に銃撃されデモが続いている中西部ウィスコンシン州ケノーシャを9月1日に訪問する。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1中国、自己破産制度の導入検討 個人債務急増、苦しみ永遠
共同通信 / 2024年8月10日 15時59分
-
2イスラエルがガザの学校攻撃、100人以上死亡 パレスチナ側報道
ロイター / 2024年8月10日 15時40分
-
3トランプ氏が「大ぼら」、会見で披露した逸話を本人らが否定
AFPBB News / 2024年8月10日 15時31分
-
4ハリス氏、国境の接戦州で移民制度改革を発信 トランプ氏に対抗 米大統領選
産経ニュース / 2024年8月10日 16時26分
-
5ウクライナ軍兵士「ロシア西部クルスク州・スジャを制圧」 動画がSNS上で拡散 公式には越境攻撃認めず
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年8月10日 10時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください