米上院、12月11日までのつなぎ予算案可決 トランプ大統領に送付

　９月３０日、米議会上院は、連邦政府機関を１２月１１日まで運営するつなぎ予算案を可決し、トランプ大統領に送付した。米首都ワシントンで２０１９年１１月撮影（２０２０年　ロイター/Loren Elliott）

［ワシントン　３０日　ロイター］ - 米議会上院は３０日、連邦政府機関を１２月１１日まで運営するつなぎ予算案を賛成８４、反対１０の賛成多数で可決し、トランプ大統領に送付した。

反対の１０票は、全て共和党議員が投じた。

現行の政府予算は、３０日深夜に期限を迎える。トランプ氏がつなぎ予算案に署名して成立すれば、ほぼ全ての歳出項目がこれまでの水準に維持され、政府機関の閉鎖は回避される。

つなぎ予算の執行中に議会は、２０２１会計年度（２０年１０月から２１年９月まで）予算を詰める必要がある。ただ、当面は最高裁判事指名を巡る攻防が先鋭化するとみられるため、つなぎ予算の期限切れを見据えた協議が、１１月の選挙後のレームダック（死に体）化した議会にずれ込むのは必至だ。

＊内容を追加しました。