OPECプラスが予備協議、来年の生産体制巡る合意至らず=関係筋
ロイター / 2020年11月30日 10時2分
11月29日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は予備協議を開いたが、2021年の生産体制についてまだ合意を見いだせていない。米テキサス州の油田で2019年11月撮影(2020年 ロイター/Angus Mordant)
[ロンドン 29日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は29日に予備協議を開いたが、2021年の生産体制についてまだ合意を見いだせていない。関係筋が明らかにした。30日から2日間は正式な閣僚級会合が開催される。
OPECプラスは来年1月から減産規模を縮小する方針だったが、新型コロナウイルスの感染再拡大により世界各地で燃料需要が低下。関係筋によると、現行の日量770万バレルの協調減産を21年の当初の数カ月は継続する方向で検討している。
29日の予備協議にはOPEC最大の産油国サウジアラビアやロシアなどから主要閣僚が参加したが、減産規模を維持する期間について合意が見いだせなかった。
関係筋によると、現行の減産体制を3─4カ月間維持する、あるいは徐々に産油量を引き上げるという2つの選択肢が協議の焦点になっている。減産幅の拡大や6カ月間の現行体制の維持という案が採用される可能性は低いという。
本会合は30日1300GMT(日本時間午後10時)に始まる見通し。
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