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中国の4月製造業PMIは51.9に上昇、コスト圧力増加=財新

ロイター / 2021年4月30日 12時11分

 4月30日 財新/マークイットが発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9と、11カ月ぶりの低水準だった前月の50.6から上昇した。写真は2020年5月、北京の工場で撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)

[北京 30日 ロイター] - 財新/マークイットが30日発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9と、11カ月ぶりの低水準だった前月の50.6から上昇した。

力強い需要を背景にアナリスト予想の50.8を上回り、4カ月ぶりの高水準となった。ただ、原材料・投入コストの上昇を巡る懸念が先行きに暗雲となっている。

PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。

同日発表された中国国家統計局の4月製造業PMIは51.1と前月の51.9から低下した。供給や輸送のボトルネックが生産を圧迫したほか、外需の伸びが鈍化した。

生産と新規受注のサブ指数は今年に入ってから最も高い水準となった。外需も改善。各製造業者は従業員数も5カ月ぶりに増やした。

一方で、投入コスト指数は2017年以来の高水準を記録した。産出価格が上昇し続ける中、一部のコスト圧力は消費者に転嫁された。

財新智庫のシニアエコノミスト、王哲氏は発表文で「原材料価格は引き続き製造業者のコストを押し上げている。鉄鋼を中心とする工業用金属と化学原材料の価格は上昇を続けた」と指摘。「原材料価格の上昇と輸入インフレは政策の選択肢を限定し、持続的な景気回復にとって主要な障害になる見込みだ」とした。

向こう1年間の見通しを示す指数はやや低下したものの、新型コロナウイルス流行の終息期待などで引き続き高水準となった。

財新PMIは、小規模で輸出志向の民間企業に焦点を当てている。一方で国家統計局PMIは一般的に大規模な国有企業を調査対象としている。

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