STマイクロ、売上高・投資額見通し引き上げ 半導体の需要増で
ロイター / 2021年7月30日 9時59分
[ストックホルム/パリ 29日 ロイター] - フランス・イタリア系の半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクスは29日、2021年通年の売上高と投資額の見通しを引き上げた。この日発表した第2・四半期決算は、自動車・スマートフォンメーカーからの需要増加を背景に利益が拡大した。同社の工場は需要への対応に追われる状況が続いている。
世界的な半導体不足を受け、独フォルクスワーゲン(VW)や米アップルは製品の生産に影響が出ると警告している。
アップルはSTマイクロの主要顧客の1社。同社の顧客には米電気自動車(EV)大手テスラや大方の主要自動車メーカーが含まれる。
STマイクロのジャン・マーク・シェリー最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で「第2・四半期も強い需要への対応が続いた。世界のサプライチェーンがフル稼働している」と指摘。こうした困難な状況を乗り切るため、あらゆる顧客と引き続き密接に協力していると説明した。
STマイクロはEV用バッテリーの充電容量や充電が必要になる時間の改善を目的とした炭化ケイ素チップに注力している。
これらのチップについては25年までに10億ドルの売り上げを目標にしており、21年の投資計画を20年の12億8000万ドルから21億ドルに拡大した。
通年の売上高目標も約125億ドルと、従来の121億ドルから引き上げた。
第2・四半期の純売上高は29億9000万ドルで、前年同期の20億9000万ドルから増加。リフィニティブのIBESデータによるアナリスト予想(28億9000万ドル)を上回った。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1フジ親会社が決算発表 最終利益は7割以上減少か フジテレビ単体で赤字見込み
日テレNEWS NNN / 2025年2月5日 17時45分
-
2【速報】ホンダとの経営統合が破談 日産が協議“打ち切り”方針を固める ホンダからの「子会社化」提案に反発 幹部「到底受け入れられない」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 15時38分
-
3「一緒にやっていくのは難しい」ホンダと日産の経営統合“破談”が現実味 ホンダは日産の「子会社化」を打診も日産幹部「受け入れられない」と反発
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年2月5日 11時51分
-
4「きのこの山」「たけのこの里」に異変 「チョコ」がいつの間にか「準チョコ」に...明治が明かしたその経緯
J-CASTニュース / 2025年2月5日 10時51分
-
5スズキ「ジムニーノマド」受注一時停止になるほど大人気 ファミリー層が飛びついた大きな理由
J-CASTニュース / 2025年2月5日 20時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください