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アフガン撤収は「紛れもない大惨事」、共和党がバイデン氏批判

ロイター / 2021年9月30日 12時25分

米共和党議員は29日、アフガニスタンからの駐留米軍撤収を巡る国防当局者の公聴会で、撤収の正当性を主張してきたバイデン大統領の判断と不誠実さを痛烈に批判した。写真は下院軍事委員会の共和党トップ、マイク・ロジャーズ議員。9月29日、ワシントンで撮影(2021年 代表撮影)

[ワシントン 29日 ロイター] - 米共和党議員は29日、アフガニスタンからの駐留米軍撤収を巡る国防当局者の公聴会で、撤収の正当性を主張してきたバイデン大統領の判断と不誠実さを痛烈に批判した。

下院軍事委員会の共和党トップ、マイク・ロジャーズ議員は撤収を「紛れもない大惨事」と非難し、「米国の指導者による最大の失策の一つとして歴史に残るだろう」と述べた。

オースティン国防長官と米中央軍のマッケンジー司令官、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長はこの日、下院で4時間半にわたり証言した。

マッケンジー氏は、自身とアフガン駐留米軍の司令官が、米軍兵士2500人と連合軍の数千人を現地に引き続き駐留させることを提言したと証言。完全撤退すればアフガン政府と政府軍の崩壊につながると警告したとし、「実際にそうなった」と述べた。

バイデン氏は8月のテレビインタビューで、米軍司令官らから2500人の駐留継続を提言されたことを否定。「覚えている限り、誰も私にそうは言わなかった」と述べていた。

共和党は、バイデン氏が米国人全員の退避を約束したことなども引き合いに出し、同氏を不誠実だと非難。ジョー・ウィルソン議員はバイデン氏が辞任すべきだと述べた。

ミリー氏は米軍の完全撤収について、あらゆる面で米国の支援に依存するようになったアフガン政府軍の士気に大きく影響したと証言。上院での前日の証言に続き、米国人の退避作戦は輸送面では成功だったものの、イスラム主義組織タリバンの復権を許した「戦略的失敗」と認めた。

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