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米ロ高官、イラン核合意再建へ協議

ロイター / 2021年12月30日 9時36分

 12月29日、ロシアのウリヤノフ在ウィーン国際機関代表は、米国のイラン担当高官とウィーンで会談したと明らかにした。写真はイランの国旗。ウィーンの国際原子力機関(IAEA)で5月撮影(2021年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ワシントン/ベルリン 29日 ロイター] - ロシアのウリヤノフ在ウィーン国際機関代表は29日、米国のイラン担当高官とウィーンで会談したと明らかにした。

ウリヤノフ氏はツイッターに米国のイラン担当特使を務めるロバート・マレー氏と29日に2回会談したと写真を添えて投稿した。

米国務省は会談について、外交上の会談の詳細については説明しないと回答した。

ウリヤノフ氏は投稿で「ウィーンでの協議において、ロシアと米国の代表団が密に対話して調整を行うことは、核合意再建に向けた進展で重要な前提条件となる」と指摘した。

2回目の会談の後にウリヤノフ氏は「われわれは、核合意再建の具体的な方法と手段についての協議で、集中的かつ有益な対話を維持している」と投稿した。

これとは別に米国務省は、ブリンケン国務長官がフランス、ドイツ、英国の外相と電話会談を行い、イラン核協議が議題に上がったと発表した。

国務省のプライス報道官は電話会談に関する声明で、イランの核合意復帰に向けた残り時間が少なくなる中で、イランの核開発を進めるペースに関する共通の懸念について議論したと説明している。

イラン核合意の再建に向けたイランと米国の協議は27日にウィーンで始まった。米政府高官は、バイデン大統領とロシアのプーチン大統領がこの問題で30日にも協議するだろうと述べている。

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