米ロ高官、1月10日にジュネーブで開催の米ロ協議を主導
ロイター / 2021年12月31日 1時32分
ロシア外務省は30日、ウクライナを巡る緊張の中、リャプコフ外務次官とシャーマン米国務副長官が、来年1月10日にジュネーブで行われる2国間安全保障協議を主導すると発表した。2019年3月、ロシアで撮影された米国とロシアの国旗(2021年 ロイター/Anton Vaganov/File Photo)
[モスクワ 30日 ロイター] - ロシア外務省は30日、ウクライナを巡る緊張の中、リャプコフ外務次官とシャーマン米国務副長官が、来年1月10日にジュネーブで行われる2国間安全保障協議を主導すると発表した。
この協議に先立ち、ロシアのプーチン大統領と米国のバイデン大統領は30日に電話会談し、ウクライナ情勢やその他のテーマについて話し合う予定となっている。ロシア政府は30日、電話協議はプーチン氏の要請によると述べた。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は記者団に対し「この協議の目的は、最近行われたテレビ電話会談で議題となった全ての問題について議論を続けることだ」と述べた。
プーチン氏は30日、バイデン氏に宛てた新年挨拶の電報の中で、ロシアと米国は建設的に協力し、相互尊重と互いの国益への配慮に基づいて対話を行う必要があると述べた。
ロシアは過去2カ月間、ウクライナとの国境付近に数万人の軍部隊を集結させ、西側諸国を警戒させている。ロシアはウクライナへの侵攻計画を否定し、適切とみなす方法で自国領内で軍隊を移動させる権利があるとしている。
ロシアがウクライナを再軍備させているという西側諸国にロシア政府は懸念を示しており、北大西洋条約機構(NATO)に対して東方進出と兵器配備について、法的拘束力のある保証を要求すると述べている。
ロシア外務省のザハロワ報道官は30日のブリーフィングで「会談では、NATOが東方進出しないこと、ロシアを脅かす兵器システムが国境付近に配備されないことなど、ロシアの安全保障に関する確固たる法的保証を米国側に求める」と述べた。
ロシアは1月12日にブリュッセルでNATOとの会談を行う。13日には欧州安全保障協力機構(OSCE)による拡大会合が予定されており、米国とNATO加盟国、ロシア、ウクライナ、その他の旧ソ連諸国も参加する。ザハロワ氏によると、13日の会合はウィーンで行われる。
この記事に関連するニュース
-
ウクライナの長距離ミサイル使用可否、各加盟国の判断=NATO事務総長
ロイター / 2024年9月17日 13時38分
-
ウクライナ、長距離兵器でロ領内攻撃する軍事的理由ある=NATO高官
ロイター / 2024年9月15日 13時24分
-
バイデン氏、プーチン氏による「戦争」の脅しを一蹴
AFPBB News / 2024年9月14日 9時48分
-
プーチン大統領 長距離兵器での攻撃容認強くけん制「欧米がロシアと戦うことになる」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月13日 7時8分
-
「世界大戦リスク」がこうも高まってきた背景事情 どの国境、どこの地域が舞台でもおかしくない
東洋経済オンライン / 2024年8月28日 18時0分
ランキング
-
1戦闘機開発の英国撤退に警鐘 防衛戦略に打撃、信頼失墜と
共同通信 / 2024年9月20日 10時54分
-
2中国、日本人校周辺に監視カメラ 児童刺殺、警備強化アピール
共同通信 / 2024年9月20日 9時56分
-
3日本人男児刺殺〝反日〟中国に毅然対応せよ! 6月の襲撃に続く「第2の凶行」防げなかった重大責任「『遺憾』ではおかしい」
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月20日 11時48分
-
4共和党知事候補「私は黒人ナチ」 トランプ氏痛手、大統領選激戦州
共同通信 / 2024年9月20日 11時45分
-
5「中国は千年の宿敵」金正恩の”憎悪”が再発した理由は
デイリーNKジャパン / 2024年9月20日 11時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください