ハイネケン、キリンとの合弁を23年3月末に解消 家庭向け自社販売へ

　１２月１日、ハイネケンが日本の家庭向けビール市場におけるキリンホールディングスとの合弁を２３年３月末に解消することが分かった。写真はブラジル・サンパウロで２０１９年４月撮影（２０２２年　ロイター/Amanda Perobelli）

［東京　１日　ロイター］ - ハイネケンが日本の家庭向けビール市場におけるキリンホールディングスとの合弁を２３年３月末に解消することが１日、分かった。キリンＨＤ広報担当者が明らかにした。国内のキリンビールの販売数量の１％未満で、業績への影響は軽微という。

キリンホールディングスは傘下のキリンビールを通じて合弁会社の４９％を保有していたが、今後はハイネケン・ジャパンとして、ハイネケンが新会社を設立し、家庭向けビール市場で自社での販売を始める。

キリンビールはハイネケンの業務用ビールの販売を継続する。家庭向けでは、クラフトビールを中心に展開する戦略を取る。