印リライアンス、7―9月期利益は予想下回る 原油下落が打撃

インドの大手財閥リライアンス・インダストリーズが２７日発表した第２・四半期（７―９月）決算は、連結利益が前年同期の１３６５億６０００万ルピーから１７３９億４０００万ルピー（２０億９０００万ドル）に増加した。写真は同社のロゴ。２０１９年１月にガンディナガルで開かれたイベントで撮影（２０２３年　ロイター／Amit Dave）

Sethuraman N R

[ベンガルール ２７日 ロイター] - インドの大手財閥リライアンス・インダストリーズが２７日発表した第２・四半期（７―９月）決算は、連結利益が前年同期の１３６５億６０００万ルピーから１７３９億４０００万ルピー（２０億９０００万ドル）に増加した。原油価格の下落が主力の石油・化学部門（Ｏ２Ｃ）を直撃し、ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想平均の１８４６億３０００万ルピーには届かなかった。

売上高は前年同期比１．３％増の２兆３５００億ルピー。Ｏ２Ｃ事業の売上高が７．３％減少し、全体の伸びを圧迫した。

昨年は安くなったロシア産の原油を大量に買って精製し、欧州に輸出することで、過去最大の利ざやを稼いでいた。しかし、ことし第２・四半期の国際原油価格は前年同期比１４％も下落し、うまみが縮小した。

同社は小売り、通信、グリーンエネルギーなどの分野にも事業を拡張しているが、利益はＯ２Ｃ事業に強く依存している。