米FDA、感染症の恐れで点眼薬26種の購入控えるよう警告
ロイター / 2023年10月30日 13時43分
米食品医薬品局(FDA)は27日、薬局チェーン大手CVSヘルス、医薬品卸売り大手カーディナル・ヘルスを含む複数のブランドの点眼薬について、眼感染症を引き起こす可能性があるだけでなく、場合によっては失明の恐れがあるとして、消費者に購入を控えてほしいと警告した。米メリーランド州のFDA本部前で2020年8月撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)
[27日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は27日、薬局チェーン大手CVSヘルス、医薬品卸売り大手カーディナル・ヘルスを含む複数のブランドの点眼薬について、眼感染症を引き起こす可能性があるだけでなく、場合によっては失明の恐れがあるとして、消費者に購入を控えてほしいと警告した。
FDAが警告対象としたのは、主にドライアイの症状の治療や目のかゆみを抑えるための市販点眼薬26種類。
FDAの声明によると、これらの点眼薬はCVSヘルスとカーディナル・ヘルスのほか、薬局チェーン、ライト・エイド、小売り大手ターゲットと製薬会社ベロシティ・ファーマが販売している。 FDAは調査の結果、製造施設における非衛生な環境が判明したため、メーカーにはすべてのロットの製品回収を要請した。
現時点で、これらの製品に関連する眼感染症の有害事象報告は受けていないという。
FDAによると、CVS、ライト・エイドとターゲットは当該製品を店頭とウェブサイトから回収している。FDAは「リーダー」、「ラグビー」、「ベロシティ」ブランドの点眼薬はなお店頭とオンラインで入手可能なため、購入しないよう注意を促した。
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