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景気「緩やかに回復」据え置き、公共投資を下方修正=10月月例報告

ロイター / 2023年10月30日 18時20分

 10月30日、 政府は10月の月例経済報告で、景気の総括判断を「緩やかに回復している」とし、表現を5カ月連続で据え置いた。都内で2019年10月撮影(2023年 ロイター/Peter Cziborra)

Yoshifumi Takemoto

[東京 30日 ロイター] - 政府は10月の月例経済報告で、景気の総括判断を「緩やかに回復している」とし、表現を5カ月連続で据え置いた。個別項目では企業の業況判断を引き上げる一方、公共投資を引き下げた。

景気の先行きについては、新たなリスクとして「中東地域をめぐる情勢」を追加した。

<公共投資11カ月ぶり下方修正>

業況判断は9月の「持ち直している」から「総じてみれば緩やかに改善している」に上方修正した。コロナ禍から平時へと移行する中、日銀短観の非製造業の業況判断DIが大企業・中小企業ともにバブル期以降の最高水準にあり、反映させた。

一方、公共投資の判断は9月の「堅調に推移している」から「底堅く推移している」に引き下げた。下方修正は2022年11月以来11カ月ぶり。公共工事出来高の前期比の3カ月移動平均が2カ月連続でマイナスとなるなど、22年度補正予算の効果が息切れしているのが理由。

国内総生産(GDP)の過半を占める個人消費については「持ち直している」との文言を据え置いた。「40年ぶりの物価上昇に直面するなか、消費者心理が物価動向に、より影響を受けるようになっている」と指摘した。

景気の先行きについては、物価上昇、中東情勢、金融資本市場の変動の影響に十分注意する必要がある、とした。

(竹本能文 編集:橋本浩)

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