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独CPI、10月は前年比3.0%に鈍化 約2年ぶり低水準

ロイター / 2023年10月31日 0時40分

ドイツ連邦統計庁が30日発表した10月の消費者物価指数(CPI)速報値は、 欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比3.0%上昇した。伸びは前月の4.3%から鈍化し、2021年8月以来の低水準。ロイターがまとめた予想の3.3%も下回り、ユーロ圏全体の物価上昇が大きく収束しつつある可能性が示された。(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)

Maria Martinez

[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が30日発表した10月の消費者物価指数(CPI)速報値は、 欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比3.0%上昇した。伸びは前月の4.3%から鈍化し、2021年8月以来の低水準。ロイターがまとめた予想の3.3%も下回り、ユーロ圏全体の物価上昇が大きく収束しつつある可能性が示された。

変動が激しい食品とエネルギーなどを除いたコアインフレ率は4.3%と、前月の4.6%から鈍化した。

コメルツ銀行のエコノミスト、ラルフ・ソルベーン氏は、総合インフレ率は来年初めの数カ月に一段と緩和する可能性が高いとしながらも、コアインフレ率は少なくとも春まで3%前後で推移すると予想。「コアインフレ率は欧州中央銀行(ECB)が望む水準を来年も大きく上回る」との見方を示した。

欧州連合(EU)統計局は31日に10月のユーロ圏消費者物価統計を発表。ロイターが実施したエコノミスト調査で、10月のユーロ圏のインフレ率は3.2%と、前月の4.3%から緩和するとの予想が示されている。

INGのマクロ担当グローバルヘッド、カールステン・ブルゼスキー氏は、人口動態、リスク回避、脱炭素化などは全て物価上昇圧力の増大に作用するとし、「ECBはインフレ目標を『2%近辺』ではなく『2.0%』としたことを、ある時点で後悔する可能性がある」と述べた。

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