ガザ秩序崩壊、一部の国連支援センター機能停止=UNRWA
ロイター / 2023年10月31日 2時56分
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は30日、パレスチナ自治区ガザで市民秩序が崩壊し、4カ所にある国連支援物資配布センターと倉庫が機能停止に陥っていると明らかにした。写真は10月28日、ガザ地区南部のハンユニスにあるUNRWAの倉庫の周辺で食料を運ぶ人々(2023年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)
Aidan Lewis Emma Farge
[30日 ロイター] - 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は30日、パレスチナ自治区ガザで市民秩序が崩壊し、4カ所にある国連支援物資配布センターと倉庫が機能停止に陥っていると明らかにした。
UNRWAのガザ担当ディレクター、トム・ホワイト氏はロイターに対し「市民秩序が崩壊しており、小麦粉を奪うために連日、数百人の人々が倉庫に入ろうとしている」とし、「人々は現在サバイバルモードに入っており、生存のために十分な小麦粉と水を手に入れようとしている」と語った。
ホワイト氏によると、ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所に8000人が避難しているため、支援物資の配給に重要な同検問所の運営が一段と難しくなっている。
ガザの人道状況が悪化する中、29日には数千人が国連機関の倉庫に侵入し、小麦粉などを奪う事態が発生。UNRWAはガザ中部デイルアルバラの倉庫にエジプトからガザに入る人道支援物資を保管しているが、この倉庫も襲われたという。
パレスチナ赤新月社によると、10月7日のハマスによるイスラエル奇襲攻撃以降、支援物資を搭載したトラックがこれまでに140台ガザに入った。29日は33台と、1日としては最多になったという。ただ、国連関係者は1日当たり少なくとも100台のトラックでガザに支援物資を運び込む必要があるとしている。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「慰安婦」強制連行説は「日韓離間工作の道具」 韓国で像撤去を求める朱玉順氏が批判
産経ニュース / 2024年7月20日 20時26分
-
2キーシン氏を「外国の代理人」指定…「我々はプーチンとその取り巻きより長生きする」とSNS投稿
読売新聞 / 2024年7月20日 17時2分
-
3トランプ氏銃撃、動機は不明 発生1週間、警備当局に批判も
共同通信 / 2024年7月20日 18時47分
-
4バングラデシュ全土に夜間外出禁止令発出へ…政府はネットを遮断、デモ死者105人に
読売新聞 / 2024年7月20日 12時31分
-
5ルワンダ「英に費用返さない」 不法移民の移送計画廃止で
共同通信 / 2024年7月20日 18時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)