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中銀の国際組織NGFS、気候シナリオの見直し必要=IMF

ロイター / 2023年11月30日 17時58分

 国際通貨基金(IMF)は11月28日、気候リスクを評価するために中央銀行の国際組織が用いているシナリオについて、経済の不確実性増大や、新型コロナウイルス大流行とウクライナ戦争に伴うグリーン移行の後退を考慮して更新する必要があるとするスタッフノートを公表した。エジプト北部アレクサンドリアの高速道路で7月撮影(2023年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

[29日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は28日、気候リスクを評価するために中央銀行の国際組織が用いているシナリオについて、経済の不確実性増大や、新型コロナウイルス大流行とウクライナ戦争に伴うグリーン移行の後退を考慮して更新する必要があるとするスタッフノートを公表した。

借入コストの上昇や、重要鉱物の供給が滞る可能性は将来の再生可能技術の導入にリスクとなるほか、公的債務残高の急増が低炭素プロジェクトの縮小につながる可能性があると警告。「現状が短期的、長期的にもたらす影響は十分に織り込まれていない」とした。

金融システムのグリーン化に向け世界の中銀が参加するネットワーク「NGFS」が発表した最新シナリオにそれが当てはまるという。

NGFSの最新シナリオでは、世界が現在の政策を続ければ2050年までに異常気象により世界生産高が8%失われる見通しで、地球は産業革命前より摂氏2.9度温暖化する道のりを歩むことになるとしている。

NGFSは、シナリオの改善につながるとしてスタッフノートを歓迎。IMFもその作業に密接に関わっていると指摘した。

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