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インフレ動向は心強いが利下げ巡る議論は時期尚早=独連銀総裁

ロイター / 2023年12月1日 4時56分

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は30日、ユーロ圏のインフレは正しい方向に進んでいるが、リスクはよりネガティブな方向に偏っているため、追加利上げの可能性を排除するわけにはいかず、利下げは議論さえすべきではないと述べた。28日撮影(2023年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)

[フランクフルト 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は30日、ユーロ圏のインフレは正しい方向に進んでいるが、リスクはよりネガティブな方向に偏っているため、追加利上げの可能性を排除するわけにはいかず、利下げは議論さえすべきではないと述べた。

欧州連合(EU)統計局が30日発表した11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.4%と、10月の2.9%から低下した。

ナーゲル氏はベルリンでの講演で「インフレリスクは上向きだ。特に現在の地政学的状況によるところが大きい」と指摘。「だからこそ、私は追加利上げを否定しない」としたほか、「主要金利の引き下げを考えるのは時期尚早のようだ」とした。

また、最近のインフレ率の伸び鈍化は歓迎すべきニュースであり、短期的なインフレ期待も後退したが、長期的なインフレ期待は依然として2%を大きく上回っていると言及。長期的にインフレ率が行き過ぎる可能性について市場関係者は引き続き警戒しており、「中東地域の戦争はインフレリスクに新たな燃料を与えた」とした。

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