ハマス、3段階の休戦案を検討 エジプトなど4カ国が提案
ロイター / 2024年1月31日 3時58分
パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの指導者ハニヤ氏は30日、エジプトやカタールなど4カ国から戦闘休止案を受け取ったとし、検討すると表明した。2020年9月撮影(2024年 ロイター/Aziz Taher)
[ヨルダン川西岸/ガザ/ドーハ 30日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの指導者ハニヤ氏は30日、エジプトやカタールなど4カ国から戦闘休止案を受け取ったとし、検討すると表明した。また、同案を協議するため、カイロに向かう計画とした。
カタールの首相やエジプトの政府高官のほか、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官、イスラエル情報当局トップがパリで会談し、ハマスに提案した。
ハニヤ氏は提案の詳細には触れなかったものの、イスラエルによる攻撃停止とイスラエル軍のガザからの完全撤退がハマスの優先事項と述べた。
ハマスの声明や複数の関係者によると、提案は3段階に分かれており、第1段階では戦闘休止と高齢者や民間人女性、子ども、負傷者などの解放、ガザへの食料・医薬品の提供再開が実施されるという。ハマス側は提案に対するハマス指導者らの意見を集め、「その後、ハマス指導部が会合を開き、議論し、最終的な意見を表明する」とした。
第1段階の戦闘休止期間について、関係者のうち2人は少なくとも1カ月と答えた。
第2段階では女性イスラエル兵や男性新兵の解放、ガザへの支援物資の提供拡大、公共サービスの再開が実施され、第3段階ではパレスチナ人囚人の解放と引き換えに死亡したイスラエル軍兵士の遺体が移送されるという。
この3段階の間は双方の軍事作戦は停止されるという。
当局者は「枠組みの概念については合意が得られているが、各段階の重要な詳細はまだ詰める必要がある」とし、ハマスが提案の枠組みに同意した場合でも、戦闘休止や人質の解放などの詳細を決めるまでに数日から数週間かかる可能性があるとした。
イスラエルのネタニヤフ首相は30日、パレスチナ自治区ガザからの軍撤退も収監している数千人のパレスチナ人囚人の解放もないと言明。
一方、ガザの過激派組織「イスラム聖戦」は声明で、ガザにおける包括的な休戦とイスラエル軍の撤退が確実でなければ、イスラエル人人質に関するいかなる合意にも関与しないと表明した。
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