ＪＰモルガンのダイモン氏、ＣＥＯ移行「正しいことする」

　米金融大手ＪＰモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者（ＣＥＯ、写真）は５月２９日、後継ＣＥＯへの移行に関して自身や取締役会が「正しいことをする」つもりだと述べた。４月２３日、ニューヨークで撮影（２０２４年　ロイター/Mike Segar）

Nupur Anand

[ニューヨーク ２９日 ロイター] - 米金融大手ＪＰモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者（ＣＥＯ）は２９日、後継ＣＥＯへの移行に関して自身や取締役会が「正しいことをする」つもりだと述べた。

自身はＣＥＯ退任まで５年を切っており、残る期間は取締役会の決定次第で２年半─４年半の範囲となる可能性があるとした。

ダイモン氏のＣＥＯ在任期間は１８年を超えており、退任後の計画が注目されている。

ＪＰモルガンの取締役会は最近、後継ＣＥＯについて、商業銀行と投資銀行の共同ＣＥＯであるジェニファー・ピープザック氏とトロイ・ローボー氏を有力候補として挙げている。

ダイモン氏はまた、銀行以外の金融会社による個人への貸し付け増加について、いずれ問題が生じると述べて改めて警鐘を鳴らした。ただ、金融システム全体にリスクをもたらす可能性は低いとした。