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原油先物は小幅安、需要巡る懸念で 米在庫統計に注目

ロイター / 2024年5月30日 10時45分

アジア時間の原油先物は小幅に下落。米経済活動の底堅さが高金利環境の長期化を示唆しており、需要に打撃を与える可能性が意識されている。写真は2020年4月、米テキサス州フリーポートで撮影(2024年 ロイター/Adrees Latif)

Katya Golubkova

[東京 30日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅に下落。米経済活動の底堅さが高金利環境の長期化を示唆しており、需要に打撃を与える可能性が意識されている。

0046GMT(日本時間午前9時46分)時点で、北海ブレント先物は0.09ドル(0.1%)安の1バレル=83.52ドル、米WTI原油先物は0.03ドル(0.04%)安の79.19ドル。

市場筋によると、米石油協会(API)の週間在庫統計(5月24日終了週)では原油とガソリン在庫が減少する一方、留出油在庫は増加した。

米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計は30日に発表される。

ANZリサーチは「EIAの週間データで強い需要の兆しが示されれば、原油価格を支えるだろう」と指摘した。

米連邦準備理事会(FRB)は29日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動は4月初旬から5月中旬にかけて拡大を続けたとの認識を示した。ただ、物価が「控えめなペースで上昇」する中、全体的な見通しはやや悲観的なものとなった。

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