午前の国債先物は大幅続落、長期金利1.1%と11年7月以来の高水準
ロイター / 2024年5月30日 11時42分
5月30日、前場の東京円債市場で、国債先物中心限月6月限は、前営業日比21銭安の142円91銭と大幅続落して午前の取引を終えた。写真は円紙幣。2017年6月撮影(2024年 ロイター/Thomas White)
[東京 30日 ロイター] - 30日前場の東京円債市場で、国債先物中心限月6月限は、前営業日比21銭安の142円91銭と大幅続落して午前の取引を終えた。米金利上昇や日銀の金融政策を巡る不透明感が相場を圧迫した。新発10年国債利回り(長期金利)は一時同2.5ベーシスポイント(bp)上昇し、2011年7月以来の高水準となる1.100%を付けた。
きょうの国債先物は、米国市場で国債が売られて長期金利が4週ぶりに4.6%台に上昇した流れが逆風となり、売り先行で取引が始まった。日銀の政策正常化を巡る不透明感やきょうの2年利付国債入札(表面利率0.400%、発行予定額2兆6000億円)に対する警戒感といった国内要因も加わり、先物相場はじりじりと下げ幅を拡大した。
現物市場で10年物以外の新発国債利回りも総じて上昇。2年債は前営業日比2.0bp上昇の0.395%、5年債は同2.5bp上昇の0.655%と、いずれも09年以来の高水準を付けた。
超長期ゾーンは、20年債は同1.0bp上昇の1.895%、30年債は同2.5bp上昇の2.245%と、いずれも11年以来の高水準を付けた。40年債はまだ売買が成立していない。
みずほ証券の鈴木優理恵マーケットアナリストは「米金利上昇のほか、日銀の国債買い入れ減額や追加利上げに対する警戒感が重しとなり、軟調地合いが続いている」と指摘。その上で「基本的には、6月の日銀政策決定会合までは金利の上昇を止める、あるいは低下させるような新規材料は見込みづらい」との見方を示した。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 0.392 0.399 0.023 11:00
5年 0.652 0.658 0.024 11:00
10年 1.084 1.09 0.01 11:00
20年 1.893 1.9 0.014 11:00
30年 2.22 2.231 0.009 11:01
40年 2.374 2.385 0.011 10:59
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「おふたりさま夫婦」だから起る「"相続"の大問題」 妻が夫の遺産を100%相続できないって、本当?
東洋経済オンライン / 2024年6月28日 7時40分
-
2「これやっておいて」「なる早で」と言ってはいけない…エンジニアを怒らせる文系人間のNGセリフ集
プレジデントオンライン / 2024年6月28日 6時15分
-
3「自分では営業できないくせに」社員に無視され陰口をたたかれた"二代目社長の妻"が採った組織立て直しの秘策
プレジデントオンライン / 2024年6月28日 9時15分
-
4すし店のテイクアウトで「ガリ」を大量に持ち帰りました。「ご自由にお持ち帰りください」と書いてあってもマナー違反ですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月28日 2時10分
-
5森永製菓「マンナボーロ」約19万個を自主回収 「小動物のフンと推察されるもの」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月28日 16時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください