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ヘイリー元米国連大使、イスラエル軍砲弾に「とどめ刺せ」と記し物議

ロイター / 2024年5月30日 12時32分

5月29日、 11月の米大統領選の共和党候補指名争いから撤退したヘイリー元国連大使が、イスラエル軍の砲弾に「とどめを刺せ」などのメッセージを書き込み、物議を醸している。写真は27日、昨年10月にハマスの襲撃を受けたイスラエル・キブツの町を訪問するヘイリー氏(2024年 ロイター/Amir Cohen)

Kanishka Singh

[ワシントン 29日 ロイター] - 11月の米大統領選の共和党候補指名争いから撤退したヘイリー元国連大使が、イスラエル軍の砲弾に「とどめを刺せ」などのメッセージを書き込み、物議を醸している。

パレスチナ自治区ガザで国際世論の停止呼びかけにもかかわらずイスラエル軍の攻撃が続き、人道被害が広がる中で、人権団体などから激しい非難の声が飛び出した。

イスラエルのダニー・ダノン元国連大使がソーシャルメディアに投稿した写真には、同国を訪れたヘイリー氏が砲弾パレットの前にしゃがみこんでマーカーで文字を書いている様子や、「やつらにとどめを。米国は常にイスラエルへ心を寄せている」とのメッセージが写っていた。

これに対してアムネスティ・インターナショナルは「紛争は政治的演出のための場所ではなく、ルールがある。民間人は守られるべきだ」と訴えた。

ヒューマン・ライツ・ウオッチの元エグゼクティブディレクター、ケネス・ロス氏はX(旧ツイッター)への投稿で「(ヘイリー氏は)イスラエルの戦争犯罪に賛成する署名をすれば」と痛烈に皮肉った。

長年のイスラエル支持者として知られているヘイリー氏は29日遅くXで「イスラエルは自国民を悪から守るために必要なことを何でもやるべきだ」と改めて強調し、イスラエルは米国の「敵対者たち」と戦っていると付け加えた。

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