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「ロシア帝国主義」が防衛上の脅威、NATO会議控えチェコ外相

ロイター / 2024年5月30日 12時54分

 5月29日、北大西洋条約機構(NATO)に加盟するチェコのリパフスキー外相(写真)は、NATOは「ロシア帝国主義」を封じ込めるというシグナルを送る必要があり、あらゆるウクライナ支援措置はその一助になるとの認識を示した。写真はベルギーのブリュッセルで昨年5月撮影(2024 ロイター/Yves Herman)

Jan Lopatka Jason Hovet

[プラハ 29日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)に加盟するチェコのリパフスキー外相は29日、NATOは「ロシア帝国主義」を封じ込めるというシグナルを送る必要があり、あらゆるウクライナ支援措置はその一助になるとの認識を示した。

30─31日にプラハでNATO外相会議が開かれるのを前に、ロイターのインタビューに応じた。

リパフスキー氏は「NATOは防衛同盟だ。われわれはそれを何ら変えたいとは思わない。その一方で、欧州を守りたいのであれば何が欧州の防衛を脅かしているのかを率直に認識する必要がある。私の目から見ればそれはロシア帝国主義だ」と述べた。

また、ウクライナのNATO加盟がより具体化するような大きな動きは見込んでいないとし、ウクライナの差し迫ったニーズに焦点を当てることの方が重要だと指摘。「ウクライナが生き残れるよう、まずはウクライナのために現実的な措置を講じる必要があるのではないか。その上で加盟に関するさらなる政治的話し合いが可能になる」と語った。

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