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午後3時のドルは下落156円後半、月末で実需売り リスクオフの円買いも

ロイター / 2024年5月30日 15時33分

 5月30日 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤から下落し156円後半で推移している。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Mariko Sakaguchi

[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤から下落し156円後半で推移している。実需の売りや利益確定の売りに押された。株安を背景としたリスクオフの流れからクロス円が下落したことも影響した。

東京時間は157円後半で取引を開始。仲値公示にかけては実需による売り買いが交錯した後、売りが優勢となった。市場関係者によると「月末で157円台後半という水準だったということもあり、国内輸出企業による売りが想定以上に出た」(国内銀の為替セールス担当)。ただ、ドルが下落した局面では「すかさず(ドルは)買いが入る」(同)という。

その後もドルは弱含みで推移した後、15時過ぎに一時156.79円付近まで下落した。日経平均株価が大幅下落するなどリスクオフの流れが強まり、ユーロなどクロス円が下落。ドル/円を圧迫した。

また、ドルはもみ合いながら、じりじりと上昇していたこともあり「ここで一旦利食いの動きが出た」と、トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏は指摘する。

4月末から5月上旬の為替介入観測が広がった時期の水準に接近したこともあり「同水準から上を試すのは神経質になりやすく、ポジション調整が細かく入りやすい」(井口氏)。

あす発表される米個人消費支出(PCE)価格指数や来週の米雇用統計などに市場の関心が集まっている。あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト、諸我晃氏は「米国の雇用とインフレを見極める時間に入っていく」とし「ドルは高値圏でのレンジ推移が続きそうだ」との見方を示した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.95/156.98 1.0788/1.0792 169.35/169.39

午前9時現在 157.61/157.64 1.0801/1.0802 170.25/170.26

NY午後5時 157.64/157.67 1.0800/1.0804 170.28/170.30

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