ＵＢＳ、グローバル富裕層事業を二頭体制に 役員再編

　５月３０日　スイスの金融大手ＵＢＳは３０日、役員人事（７月１日付）を発表した。写真はＵＢＳのロゴで、２０２３年３月にスイス・チューリヒで撮影（２０２４年　ロイター／Denis Balibouse）

Noele Illien

［チューリッヒ ３０日　ロイター］ - スイスの金融大手ＵＢＳは３０日、役員人事（７月１日付）を発表した。グローバル・ウェルス・マネジメント部門はロブ・カロフスキー氏とイクバル・カーン氏を共同社長に起用し、二頭体制とした。

カロフスキー氏は南北米州の社長、カーン氏はアジア太平洋の社長も兼任する。両氏はセルジオ・エルモッティ最高経営責任者（ＣＥＯ）の後任候補と目されている。

エルモッティＣＥＯは今回の人事について「特に米州大陸とアジア太平洋地域における長期的な優先事項と成長見通しに一段と重点を置く」と説明した。

クリスチャン・ブルーム最高リスク責任者の後任にはダミアン・ボーゲル氏が就く。

投資銀行部門の共同社長にはジョージ・アタナソプロス氏とマルコ・ヴァラ氏が就任する。

買収したクレディ・スイスの前ＣＥＯ、ウルリッヒ・ケルナー氏は年内に退任する。

米州社長のナウリーン・ハッサン氏は７月１日付で退任する。