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TDK、4─6月期の営業利益2.2倍 通期見通しは据え置き

ロイター / 2024年7月30日 17時11分

 7月30日、TDKが発表した2024年4─6月期連結決算(IFRS)は、営業利益が前年同期比2.2倍の578億円となった。2016年10月、千葉市の幕張メッセで撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

Mayu Sakoda

[東京 30日 ロイター] - TDKが30日発表した2024年4─6月期連結決算(IFRS)は、営業利益が前年同期比2.2倍の578億円となった。円安のほか、買い換え需要の影響でICT(情報通信技術)関連製品などの販売増加が寄与した。

小型二次電池を手掛けるエナジー応用製品事業が、ICT市場での需要回復により大幅な増益となった。コロナ禍に購入したモバイル端末の買い換えや、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)サポート終了に伴う買い替え需要を受けた。為替変動から受けた営業利益への影響は111億円だった。

25年3月期通期の連結業績予想は従来予想を据え置き、営業利益は前年比4.1%増の1800億円を見込む。IBESがまとめたアナリスト17人のコンセンサス予想2158億円を下回った。通期の為替前提も1ドル=140円、1ユーロ=156円で据え置いた。

山西哲司最高財務責任者(CFO)は通期見通しを据え置いた背景について、ハードディスクドライブ(HDD)や電気自動車(EV)、産業機器の下期以降の需要を見極める必要があるためとした。「産業機器においては在庫が積み上がっていて、消化に時間がかかる。特に部品の取り込みにおいては回復傾向が見えない」とし、下期以降の回復の度合いを慎重に見極める必要があると話した。

同社は併せて、9月30日を基準日として10月1日付で1対5の株式分割を実施すると発表した。

2025年3月期の期末配当は12円(株式分割前換算60円)、年間では72円(同120円)となる。前期実績は58円(年間116円)だった。

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