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ユーロ圏成長率、第2四半期前期比+0.3% 域内まだら模様

ロイター / 2024年7月30日 21時52分

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.3%増、前年比0.6%増だった。パリで1日撮影。(2024年 ロイター/Yara Nardi/ File Photo)

Francesco Canepa

[30日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.3%増、前年比0.6%増だった。

前四半期のペースをほぼ維持し、エコノミスト予想を小幅上回った。

フランスとスペインが予想以上となり、イタリアは予想と一致、ドイツは予想外にマイナス成長となった。減少した。

7月の消費者信頼感指数もマイナスとなった。

INGのエコノミストは、ユーロ圏経済はフランスのように良い面もあるが全体的には悪いと指摘。ナティクシスのエコノミストは「フランスの今年の成長率は上振れし1.2%程度まで上昇する可能性がある。財政にも良いニュースだ」と述べた。

イタリアは純輸出の落ち込みを在庫が補って0.2%成長となった。スペインは公共投資の寄与もあって予想を大幅に上回る0.8%成長となった。

ドイツは遅れをとり、設備・建設などの投資減少により0.1%のマイナス成長となった。コメルツ銀行のエコノミストは、「企業は長年にわたる競争力の低下、消費者はインフレによる購買力低下に苦しんでいる」と述べた。

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