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イラン、ウラン濃縮を継続 重要課題は停滞=IAEA報告書

ロイター / 2024年8月30日 10時31分

イラン核合意を検証する国際原子力機関(IAEA)は、イランの高濃縮ウランの生産は続いており、IAEAとの協力関係は改善していないと指摘した。写真は6月3日、オーストリアのウィーンで撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)

Francois Murphy

[ウィーン 29日 ロイター] - イラン核合意を検証する国際原子力機関(IAEA)は、イランの高濃縮ウランの生産は続いており、IAEAとの協力関係は改善していないと指摘した。ロイターが29日に確認したIAEA報告書で明らかになった。

6月のIAEA理事会の四半期最終会合で決議が可決されたにもかかわらず、イランで7月にペゼシュキアン大統領が就任し、11月には米大統領選挙が予定されているため、核外交はほぼ停止したままとなっている。

IAEAが29日に加盟国に送った四半期報告書は「(グロッシ)事務局長は、ペゼシュキアン大統領との最初の会談に続いて早期にイランを訪問し、迅速に具体的な成果につながる流動的で建設的な対話が確立されることへの期待を表明している」としている。

報告書によると、IAEAとイランの関係を悪化させてきた長年の懸案事項のいくつかについては、過去四半期に進展がなかった。同時にイランは、ナタンズとフォルドゥにある主要なウラン濃縮施設にウランを精製する遠心分離機のカスケードを追加した。

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